広島針の製造の歴史は、遠く三百数十年前、藩主浅野家が、下級武士の手内職として普及させたことに始まります。以来、機械の導入により、第一次世界大戦の頃から飛躍的伸びをみせました。その後、経営の合理化、生産コストの切り下げ、品質の向上を図るなどの努力によって、海外市場にも大きく"広島針"の名を知らしめるようになりました。

現在、生産量は縫針100%、待針97%でそれぞれ1位、家庭用ミシン針49%で第2位、その他かぎ針、押しピン、虫ピン等すべての針の分野にも進出しております。また全生産量の73%は海外輸出用であり、広島針の品質の良さは、世界的に認められております。

今後も、これにおごることなく、さらに研究を重ね、品質の向上、合理化を目指すと同時に、針生産に伴う固有の特殊技術を、他分野においても活用していき、大きな未来へ向けて歩んでいきたいと思っております。





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